Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme

Aozora Bunko

九月八日

九月十四日

十月十三日

一年の間は短い。そうか? 然し、半年の間にあんなことも起った。

○Yに自分のこの感じ分らず

九月八日(土曜)雨

九月十四日(金曜)

南旅行の為にモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)を立つ。

十月十三日(土曜)

モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)へかえって来た(午後一時半頃)。雨、雨、うすら寒し。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の再び古びた町、イズヴォーシチク。我等のモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)

○一休みしてから大使館広岡さんのところへゆく。そして林町よりの書留貰う。

○Y、鞁外套を買う、なおし、月曜。

○オビ川の手前の駅まで、左右の黄葉、白樺の黄葉実に美しく、その黄金色の秋の葉、曇った空の下にも猶暖く黄金で、奇麗だった。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)近くなるともっと寒いと見え、葉尠く、淋しく、美しさも減った。

〔欄外に〕

林町よりの書留、父の手紙、英男の死の前後のことが非常にくわしく書いてあった。筆不精の父をして書かしめた。自分この書留を見て、心休まった。英男、あくまでも彼らしく彼の生を終ったことは安心なり。