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Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme

Aozora Bunko

十月十七日

た。面白い芝居の一つだ。

昇さん、伯林より来る由、迎えにゆく。

うっかりしたような、けれども感じはよき人だ。この感じよさで持って居るのなり。

すらりとしたところあり。故に、彼の場当り仕事も、当ててやろうというより、時流の要求にすなおにつれて、「この頃はマルキシズムでなけりゃならんようになったからねえ」と云った風なり。笑う。そして憎まず、よき人の一人なり。明晩立つという、さわぎ、革命座へ出かけ、三人で Человек с Портфелемを見る。面白かった。

〔欄外に〕

以前より言葉がわかってよいが、最後の彼のドクラードの場面、すっかりわからず、この要点わからぬ故半分或は筋全部がわからぬようなもの、惜しかった。

十月十七日(水曜)

Y、九時までに昇さんのところへゆく。自分あとから眠って、すっかりおそくまで臥る。この頃眠たし、それで居て旅行中のようによい心地に眠れず。

顔を洗いかけて居ると、Yより電話、昇さんが娘にやる皮を見て居る、来い、と云う。自分寝て居たの故待てと云えず、いそぎ、いそぎ、ゆく。

昇さん、三百留というのにやめようと云い、一旦出たが、心配で、やっぱり買ってやりたく、戻って買った。