Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme
美しくさえある。いや確かに美しい。悲しみに於て現れる心の美しさを見たと思った。でも
「中條さん、こんどばっかりは――」
と私の手をとった。
「ひとりで考えて、いくら考えたって、ね――頭が変になっちゃって――」
口かずの尠い人が真実をこめ、濃いおかっぱの髪をたたくようにして云った。
自分、泊り、他に三人の人が泊った。夜なか、たべるものが何もない。朝六時頃、茶を入れ、madam の卵があったのを六つゆで皆にたべさせ自分もたべた。
皆用事があるし、かわりばんこに出て、自分ひる間すみ子さん一人っきりにしておけず入棺がすむまで(午後六時頃)居た。
入棺した時、スミ子さん泣きがとまらず、苦しそう故 madam の床の上に横にならせ、一時にせよ泣きぬくまで泣かせた。ブドウ酒をのませた。(三十日)
ペレールにかえり、フロに入り泊った。
十月一日 雨
板倉さんの葬儀。
赤ちゃんを葬ったと同じ墓場へ行った。ピジョン・ホールのような穴へ骨をおさめた。
ペレールへかえった。フロ、泊る。
十月二日 ひどい風
十二時頃まで寝た。
おやたちだけ食事に曾禰さんと出かけ、自分スエ子うちでグチャズしをたべ、それから(八時すぎ)板倉さんへ見舞に行った。