Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme

Aozora Bunko

九月三日

イギリス女は本をよむ。

午後六時―七時、茶色のカバンを下げた男、肱の折れ目に手提カバンの鞁ひもをかけてぶら下げた若い娘たち。新聞をよむ。

○椅子を並べてすわって居る男女。

○ハト、雀、まれにはリス。

山高、ボタンホールの花、パイプ、ステッキ、リューマチズム、カバ色の上っぱりを着た椅子番。

草の匂。樹木の1/30のプロポーションに人間が見える。丁度その1/30のプロポーションの鈍き色彩、運動、で人間が動いて居る。自然、それから人間。

――○――

巴里の Bois〔森〕の違い。そこに漂って居る葡萄酒のほろよい、エロチシズム、色。動

夜竹内さんのところへ行って喋り二時になったのでとまり込んだ。

九月三日

午後二時頃ホテルへかえった。

少し睡眠不足故休もうとしたが別に眠られもせず。war を膝の上にのせ、ぼんやりして居たら小さい男の子が箱をもって入って来た。

自分そんなものを買った覚えはない。可怪しいと思って、内を改めるため紐を切った時思い出した。ピカデリーで、いつか夜母と父と三人で歩いて居た時、見つけて欲しいと云って居た白い猿を買ってくれたに違いない。