Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme
十月二十四日
リキューグラス一組
灰皿 3
パイプ 女二 小一 男二
十月二十四日(木)
朝珍らしく九時前に起き、スエ子をつれてモンマルトルへ白い額ぶちを買いに出たが、なかなかない。やっと銀のつよく光るのを一つ買って、それからプランタンで大ざるを買って、ゼンビンをうんとさがして買って、家へ帰った。十二時前。
まだつめるものがのこって居る、と云って父上あつくなって居られる。平、片山両氏が手つだいに来てくれて大助かりだった。二時頃家を出た。Gare du Nord〔北停車場〕三時25分。
父、朝茶をのみながら
「このガキ一人のこして行くのかと思うと辛い」と云って涙をこぼした。汽車の窓でも悲しそうな顔だった。
大きな汽車のやや暗い窓から、やつれた母の顔が妙にかげうすくぼーっと見え、わきに父心配そうな顔をして立って居るのを見ると自分寂しい旅立ちだと思った。少々変になりかけた。
○安達さん、小さいかたい茶色の陶器のような禿をもち、東洋的力ある眼でなかなか面白い人だ。(見たところだけでも)
○送ってから三人でペレールへかえり、自分の荷物大体まとめて、日本人会へ行き牛鍋をくった。