Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme
六月十三日
夜八時すぎ、ヴォージラールから dutot〔ドゥトウ通り〕へ行くに Reu de Favorites〔ファヴォリト通り〕を通り変な横丁を曲り曲って行った。
倉庫のつづいた淋しい午後九時の明るい通り。人が通らない。
○一八〇〇年代の石壁に葛がからんで居る。
○ブラマンクの絵でなじみある強烈な黒灰色にぼけた四角い家、ぶっつかるような対照をなして並ぶ煉瓦色の壁。
○奥深いドウォールがある。通りすがりに両手に水を下げて行く男の、ひろい白襯衣の背中が見える。
○歪んで、表情ある二階建の小家。
これ等すべてに人気なくて、三尺ばかりの壁と壁とのすき間の道路の奥にやっぱり洗濯物が下り、そこへ猫のような小娘が立って居る。
○ラジオの粗末な loud speaker がソプラノで唄って居る一つの窓は開いて、男と女が並び半身のり出して、通るものは我等しかない往来を眺めて居る。
○巴里で偶然手に廻って来る銅貨或は白銅に微妙な生活の表情のあるのを屡※(二の字点、1-2-22)心付く。例えば月桂樹のさし交した枝があって鳩がとび違って 1917, 10 c mes Libert※(アキュートアクセント付きE小文字) Egalit※(アキュートアクセント付きE小文字) Fraternit※(アキュートアクセント付きE小文字)〔自由・