Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme
二幕の間にマルチネのところで会った〔数字分空白〕に会って、九日に試演がCGTUの本部であるのに行けるよう切符くれた。(紙きれに書いたもの)
十二時頃はね、Porte de Versailles についたのはもう一時僅か前。もう電車なし。仕方がないので、角の Caf※(アキュートアクセント付きE小文字) に入りコーヒーを二杯のみ、菓子を食い、出て、おたいらさん
――歩こうか?
――そうね、――どの位かかる
――僕の足なら一時間だが、あなただったら二時間かかるだろう。
――二時間か――そうすると三時すぎ。
――四時までにはかえれるさ。
そりゃ閉口だというのでよさそうな車見つけてのった。メーターで23Fいくらかというのを27ばかりやった。これなら夜と云えどもおそれる必要ない。何故、先もやと平さんがこの角で車きいたときに30Fでゆかぬと云ったのか、不思議だ。モーローにきいたのかもしれぬ。いくらでゆくときいたのがわるかったかな?
つかれてかえったら、猿さん手にもやからの手紙と電報をもって居る。うれしかった。手紙よみかけたが、きものぬいで床に入って、ゆっくりしてからよもうと思い、横になってよみ始めたら、段々腹が立って来た。