Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme
十二日
十三日
自分には片山さんがいる。
もやへ手紙。44
十二日 火
もやへ45。
日仏で金をとり 500 だけあずけ、千国男へ check にした。
○サロン・ドートンヌを見、かえりにモンパルナスでマチスのデッサンを買った。面白い。
十三日(水)
雨、ひどいもや。
もやから手紙来ず気にかかる。どうしたのか、べこなんぞ居ないものと思えと思ってやって居るのか? それとも病気して居るのか?
仕事、一枚半。
こんどの仕事にプライヴェート・シュレンが役に立つ。あの書きぶりが。きのう All Quiet Western Front を一寸見たが、ああいう文章は、仕事するとき――今いらぬ。
○Tさんが自分に抱く心持、自分がもやに抱いたような心持なのだろうな。
活気の出る、前進的な、人生があついような心持。惚れたものは聖者になる。少くとも熱気が頭から立って後光になるという点で。
Tさんが自分にもって居てくれる親切、理解、それは自分に充分なのだ。が、才能の種類で自分にとって、彼では足りぬところがある。less 惚れだ。惚れるというところまでゆきかねる。故に、彼の真価をかうには――彼をよい状態におくためにも――わるくほだされぬことだ。