Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme
十日
Yの生活迚も夜へくりのばしてある。十一時頃 ужин〔夕食〕をたべる。自分先に bed によこになって居て眠い、だが眠れず。Y机に向って勉強して居る。
――何時?
――まだ十一時
――まだはおどろいた
――病院だと夜中だね
生活が新鮮に自分の周囲に感じられた。Yの打ち身よい工合に大したことにならず。夜Yがカンバスの方に寝た。
十日(水)
家にかえった方が、そして普通にキモノも着て居る方が気分よいようだ。痛くなし。
林町から、ヨロコビニタエズ ヨロシクネガウ と電報が来た由。Y一昨日、退院した、手術やめカルルスバード行の予定という電報を打ってくれた返事なり。
○水色のスモックゆるゆる。外套、ユーブカ〔スカート〕これに準じすべての着物だぶだぶなり。頭だけはやせもせず。これは愉快だ。昨夜、
Yやせたね、しぼんだ。自分一寸悲しがったら、何故そんな眼つきするのさ、普通におし。
――別なわけよ
――何さ、なにさ
――しぼんでしょげちゃった
――ばかだね、病院から出て来たばっかりのくせに
Yは肥ってしっかり肉がつき、大変いい。それに勉強して居るしきれいだ。
○戸の開く音がすると(朝 bed に居てうとうとしつつ)計温器をもって来たのかと思った。