Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme

Aozora Bunko

四月十三日

メイエルホリド

四月十三日(土)

昨夜メイエルホリドまでのった馬車は(往復)かなりこたえた。

今朝は余り元気なし。独りで出かけ公園まで行ったが、風があって寒い。二時に桜木さんが来るというからそれまで坐って居ようとしたが、寒くて駄目、早く部屋にかえった。

Y、独りだといいよ。

それはそうだ。この一サージェンの室に二人は無理だ。

桜木さん、ヨーロッパ地図、カルルスバード案内記その他持って来てくれる。カルルスバード余り愉快なところではないらしい。

往きにはウィンを通ることにした。もう十日もすると、外国へ出かけるの今は楽しみだ。

夜、文学に於ける「社会の註文」に関する論文、Yが訳したのをきく。面白い問題だ。日本にはまだこのフレーズはないが、暗示としてある。コーガンはひどいくわせものだ。

パクロンスキー、論文中なかなか立体的使途のあるプンクトをずっとすべって先へすすんで居るところがあって不満だ。Кの文学論者ではA1だというが、この位のものか、論文とは面白い、むずかしい、だが面白いものだ。

○この部屋、一つの窓、丁度その窓一杯に向って居る大机、本、本、本、植木、カレンダー、時計、人形、煙草入、すぐ右に四本のヒーターがあって、その上にはいつも手拭がひろげてほしてある。