Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.953 Zeichen · 124 Bildschirme
十二月六日
十二月七日
と云う。何だか皆つっこんだ処なくて淋し。夜、白山の中途の家具家に行き卓子を二つ注文する。五十円以内で出来るよし。うれしい。二十二日頃には持って来るそうだ。
十二月六日(火曜)
昨日女子学習院では皇后陛下がおいでになり、Aは英語の組を御覧に入れたのだそうだ。どうにかすんだらしいが、やはりアップセットして居たと見えてあの書きよいファウンテンペンを失ってしまった。
夜、高知堂に買いに行く。
朝、川路氏が来られ、原稿をきかれる。きのう夕方までにつかなかったそうだ。風呂敷をかぶって掃除をして居たので失礼。
一つ仕事がすみ、実にのびのびとした心持がする。
十二月七日(水曜)
十一時頃、白山の銀行へ行き、ずっと林町へ行く。久しぶりで皆よろこびゆっくりゆっくりと云うので四時頃かえると、案の定Aのいやないやな顔。
皆のよろこびを自分も分け得ず、而も私にとっては、同胞、親同様一人ほか居ないものが斯那にして居るかと思ったら、実にいやな心持になってしまった。
正月、勿論林町では呼びに来るだろう。それをいつも断るのも辛いし、行ったらあとに又此那心持がするのかと思うと、全く此ままではつづけられない。