Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.953 Zeichen · 124 Bildschirme
二月四日
二月六日
又下等な婦人雑誌が彼の人の生活を種にするのか、恥を知れ!
二月四日(金曜)
『黄銅時代』六終り、雪が一尺近く積って居た。
この寒に暖い。汽車が雪で音をこもらせると見えて二人ほど従業員が死んだ。
情慾は、消費であることを痛感する。
愛や正義は、余り、太陽のように大切なものなので、人があることや、無くなったときの大事を感じないのか?
二月六日(日曜)
林町から、かつぶしだの、おいなりさんだのを届けて下さる。
午後、Aの膝に腰かけ乍ら、髪を弄って居て、切ろうと云うことになり、一人では、何だか心許ないので、Aにも一緒に来て下さいと云って巴里院に行こうとした。けれども夕方でおそかったので、電話をかけて見たら、案の定駄目だと云う。自分は失望と同時にひどくホッとし安心した心持になった。
人が、あることについて、その有益だと云うことを強調する場合には、心で、却って、其に対する不安を抱いて居ることもある。
私が、切ったら真個にさっぱりして手数を除けるから、いいでしょうね、真個によさそうじゃあないの、等と云ったのは心の何処かに、明かな不安、真個にいいかしら、と云う心持があったのだ。