Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.953 Zeichen · 124 Bildschirme
十一月二十八日
(Aが)
なかなか心持のよいものが出来た。去年より全体の感じがあたたかでよろし。
夜、肴町まで行き、それぞれお歳暮のものを買ってしまう。
おねえさん 櫛、かんざし
たけを 手袋
六十五 鉛筆箱入り
会田 袋
はつ 襟
小林 しゃつ
国男さんその他のものは、もうそろって居るから、此で相すみ。
十一月二十八日(月曜)「南路」を書く。
きゅうきゅうとして雑誌に原稿を書き、Just making rubbish に何の価値があるか?
先、乱作をしないこと、多作をしないこと、又は制限を受けて創作をしないことを、自分の(半ば)無力、微弱な材料に対する庇護物、並に、外から注ぎ込まれた既成概念として知って、又云って居たのだろう。今自分はつくづくその態度がいい加減なものであったと同時に、真実に理解された時、此心の持ちようの正当であるのを知った。
窮屈に考えて、書かないのはよろしくない。然し、書いたらそれに全力を傾倒し、完全を期し、永久を期待しなければうそだ。いつでも傑作を出来そうなどと思わず、書いて居るうちに傑作が出来るのだ、と或人は云う。然し、傑作を期待してかからないで、どうして、いつ、それ程大なものが出来るか。