Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.953 Zeichen · 124 Bildschirme
三月十八日
三月十九日
三月二十日
◎然し、恋人の時代に何故其を感じなかったか。
三月十八日(金曜)
○結婚生活に於て最も自分を苦しめるものは、情慾、或は愛慾的表現である。――此は肯定する。然しこれが若し相手を苦しませるものなら第二義に明にされるべきものではないのか。
此に苦しむと、自分は、結婚迄に至った自分の動機に対しても深い疑を感じずには居られないような心持がする。彼に向って涙をこぼす。種々のことを云われる。言葉や考えかたは、彼に於て一種の道徳的概念から出た、やや常套的なものである。が、これを云う、一重彼方の彼の心を感じると、自分は救われる。要するに聞くのは、言葉ではない。
三月十九日(土曜)
結婚生活の危期
始め、自分達が二人の愛を感じ、外界に対抗して居た時と、二人の生活がほんとうに二人ぎりのものに成った時では、異う。
相互の愛を云々する必要がない丈、其点が確実なものに成って来ると、各自は、各自の弱点を対手に対して圧え、矯正することが終生の努力になって来る。「自己のみが真実」だと云う言葉は正しい。結婚生活の苦痛は、つまり、各自の「我」の争である。
三月二十日(日曜)
キェルケゴオルの中に、