Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.953 Zeichen · 124 Bildschirme
十二月二十三日
忍従、忍従、それは婦人雑誌の書き立てるほど絶対のものか。
「人間の運命はどうせ自分の手で支配出来ない。これをすててどうして必ず次にはよりよいものが来ると定って居よう」と云ってする辛棒。
「どうせ、自分の手で絶対を支配されないとしても、その絶対は自己が選んだと云うだけの快哉を叫びたい。」と思って生活を絶えず進展させて行く者の破壊力。
十二月二十三日(金曜)曇
非常に寒い日、さほど風はないのだけれども、空はすっかり雪もよいで、どんどん火鉢に火をたいても指の先がしんしんとつめたくかじかむ。
音楽と花の夕と云うのに出かけることになって居るが、始めて出るのに寒くってやりきれず。
単行本にするのをなおし「渋谷家」にかかる、とうてい真赤でしようがないので書きなおすことにした。一月はおくれ四月になるのだろう。
関さん、実によく謡った。あの人には未だ地味なリードは駄目で華に、声量でこなすオペラのアリアなどがよい。内面的発育の面白き経路。故岩野氏未亡人、どうしてああレディーライクでないのか。そばで不快を感じた。
岡本かの子の慎重な、真剣なしかし一寸焦点の狂ったような感じ。