Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.953 Zeichen · 124 Bildschirme
六月七日
六月八日
六月九日
六月十日
あんなにすきな女の子が居るのに、自分なら頼んだ人が早く寝るだろうと思って、楽しみを早めに切あげて戻って来るだろうか
男の子の心の深さを、まざまざと見せられたような心持がした。
六月七日(火曜)
すっかり仕度をし、Aにも左様ならをし、林町へ行った。が、どうにも行きたくない。真個に気が進まないのだ。仕かたがないから、明日にして夕方から又うちへまい戻り、
Aはうれしそうに冷かした。
夜、本屋へ行き、白山を歩いて居たら珍しく石原さんに会う。
六月八日(水曜)
今日たって来た。
二週間の留守の間に、野山は一面の新緑に包まれ、蚕がもう繭をこしらえる頃になって居る。
自然の発育を見ると、自分の進捗のまどろこしさを思わずには居られない。
いちごかなり毎日おやつにとって居るとのこと。
六月九日(土曜)
種々にしてやって見て。「黄銅時代」はうまく行かない。もう秋まで放って置くことにした。何があの作を進めないのか。
自分の経験の余り近さなのか?
我ままな、ぜいたく心なのか?
六月十日(金曜)
三日月が立って出るから米が上ると、村中は活気づいて居る。
皆が事実だと云う、何故だろう。