Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.953 Zeichen · 124 Bildschirme
十一月二日
十一月三日
風呂の火をたきつけ、なかなか燃えないのを、一寸薪をずらした丈で忽ち、ぼうっと勢よく焔が立った。人の心も薪の如きものか。
十一月二日(水曜)
晴、起きて朝飯を食べて居る処へ、大瀧の奥さんが来られ、かえってから、読後感を書き油がのって居ると、会田さんがすえ子をつれて来る。
林町へ行かないのを心配し、涙をこぼす。感謝し気の毒に、しかし、仕方なく思う。
Aが帰って来てから、本にまとめようと云う旧作の話が出、先に切って置いた切抜きの書挾みをさがす。が、見つからない。蓬莱町や肴町で古本をさがしたがない。
国男さんにたのみ、雑誌でもよいと見て貰い、来たが、どれも、切ったあとのばかりで、気の毒で、自分も困ってしまった。
十一月三日(木曜)
夕方国男来、一緒に食事をする。
A明日遠足だと云うので夜、せき、一寸駒込橋の方に散歩して床につく。
岩波氏に会い、原稿を渡して来たとのこと。
一ヵ月位返事にはかかるのだそうだ。
国男さんが、到頭紙挾みを見出して呉れた。嬉しく思う。
読後感を書きつづける。
天気は北西の風晴とあるが、自分の家では妙に吹き廻すと見え、西の方は確かだが、樹を見ると、西南のように見える。