Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
どうひょう
道標
宮本 百合子
Lesen Sie 道標 (どうひょう) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 846.457 Zeichen · 1672 Bildschirme
だけで、活動している人の肌合いというようなものではなかった。児童図書館でさえも、それは同じだった。迅くまわっている自転車の輪のこまかい一本一本のスポークスが目にとまらないように、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)で、人々は、一人一人が活動のなかへ消えこんでいるほどはげしく活動しつづけている。
スモーリヌィへ行って、伸子たちは、はじめてレーニングラードの、テムポを理解した。スモーリヌィはもと貴族女学校で、十月革命の頃、ここに全露ソヴェトがおかれていた。歴史的な十月の夜、コサック革命軍の機銃にまもられていたスモーリヌィの正面玄関の柱列や、銃をかかえたまま無数の人々がそこを駈け上り駈け下りした正面階段には、伸子たちがのぼってゆく一九二八年の六月の或る朝、夏の爽やかな光線と、微かに夏草のにおう微風があった。伸子たちは、スモーリヌィが見たいことと、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)では、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)・ソヴェトを訪ねたことがなかったために、そこの婦人部へ来てみたのだった。
伸子と素子とは、その日一日だけ、スモーリヌィで過すつもりだった。