Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こじきものがたり

古事記物語

鈴木 三重吉

Lesen Sie 古事記物語 (こじきものがたり) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.723 Zeichen · 191 Bildschirme

Aozora Bunko

とんぼのお歌

一

そして固くご身分をかくして、志自牟という者のうちへ下男におやとわれになり、いやしいうし飼、うま飼の仕事をして、お命をつないでいらっしゃいました。

とんぼのお歌

一

大長谷皇子は、まもなく雄略天皇としてご即位になり、大和の朝倉宮にお移りになりました。皇后には、例の大日下王のお妹さまの若日下王をお立てになりました。

その若日下王が、まだ河内の日下というところにいらしったときに、ある日天皇は、大和からお近道をおとりになり、日下の直越という峠をお越えになって、王のところへおいでになったことがありました。

そのとき天皇は、山の上から四方の村々をお見わたしになりますと、向こうの方に、一軒、むねにかつお木をとりつけているうちがありました。かつお木というのは、天皇のお宮か、神さまのお社かでなければつけないはずの、かつおのような形をした、むねの飾りです。

天皇はそれをご覧になって、

「あの家はだれの家か」とおたずねになりました。

「あれは志幾の大県主のうちでございます」と、お供の者がお答え申しました。天皇は、

「無礼なやつめ。おのれが家をわしのお宮に似せて作っている」とお怒りになり、