Japanische Klassiker mit Furigana
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Lesen Sie 古事記物語 (こじきものがたり) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.723 Zeichen · 191 Bildschirme
それで大神と高皇産霊神とは、またおおぜいの神々をお召しになって、
「菩比神がまだ帰ってこないが、こんどはだれをやったらよいであろう」と、おたずねになりました。
思金神は、
「それでは、天津国玉神の子の、天若日子がよろしゅうございましょう」と、お答え申しました。
大神はその言葉に従って、天若日子にりっぱな弓と矢をお授けになって、それを持たせて下界へおくだしになりました。
するとその若日子は大空にちゃんとほんとうのお嫁があるのに、下へおり着くといっしょに、大国主神の娘の下照比売をまたお嫁にもらったばかりか、ゆくゆくは水穂国を自分が取ってしまおうという腹で、とうとう八年たっても大神の方へはてんでご返事にも帰りませんでした。
大神と高皇産霊神とは、また神々をお集めになって、
「二度めにつかわした天若日子もまたとうとう帰ってこない。いったいどうしてこんなにいつまでも下界にいるのか、それを責めただしてこさせたいと思うが、だれをやったものであろう」とお聞きになりました。
思金神は、
「それでは名鳴女というきじがよろしゅうございましょう」と申しあげました。大神たちお二人はそのきじをお召しになって、