Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
壁について居る左の肱のところ、終に二つ三つ食われ、痒くやり切れぬ。
暗い中を手さぐりでアムモニアをつけて又眠った。
○例によってベゲテリアン。ソバのカーシャ〔おかゆ〕の美味さよ※(感嘆符二つ、1-8-75)
○今日、Y、ロシア語の教師と口論に近いことをした由。Е・М、発音をやかましく云うのはよけれど、何か喋ろうとするのに一言一言なおされるはYのような人、口が利けなくなる道理なり。
○桜木さん、光子さん来る。シャシュリークから二人でかえって家の角を曲ったら、光子さんが杖をついて歩いて居る後姿が目に止った。笑子さん、春江さんに電話は掛けなかったらしい。却ってよし。十二時前かえる。桜木さん支那の哲学をやるために、火水土、支那語の稽古して居る由。すっかりつかれ、十六夜日記どころの騒に非ず。いろいろ悪口の話が出たが、Yが、「この間、私は道を歩いて居て、悪口を云われました。ホージャ〔中国人に対する侮蔑的な呼び名〕と云われました」桜、「何故! それ悪口でありませんでしょう」Y「いいえ、悪口です」桜「そうですか……私知りませんでした」それから、もう誰も悪口のことに興がらず、自然その話は消え、他の話題がとり出された。