Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
一月六日
リチ・キタイ、芸術的だとは云い難いが、人の心に迫って或クレイムをするところ――プロパガンダとして成功して居た。自分でさえ苦しいいやな心持になった。英国人は英国人らしいアクセントでロシア語を云い、アメリカ人はアメリカ人らしく、支那人は支那人らしく。所謂写実とはなれかけて居る。メイエルホリドの型が、カブキの型のようにある。(漠然とだが)或誇張、省略。
〔欄外に〕
笑子かえって来た由。
我々のカレンダーは絵入りで、四日にはレーニンが学んだというカザン大学が描いてある。レーニンの、「共産主義者、それは海の澪だ。民衆の海に於ける水滴だ。その場合に於てのみ、彼等は民衆を自己の途に導くことが出来る。若しも宇宙的、歴史的方向のセンスに於て、正しい途を確定するならば」(訳がちょっとあやしい)という風な文句が書いてある。演説の一ならん。レーニンは、然し、自分のロシア語の力で大体見当のつくほどやさしい平易な語を使用したらしい。
一月六日(金曜)
自分一人でボックスへ行った。今日は暖く、雪が柔かで疲れること一通りでなし。Yのための教師結局どうなったのか分らず。
○かえりに大使館へ廻り、あみのさんよりハガキ、秋田氏への手紙。