Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme

Aozora Bunko

一月十一日

はっきり、然し、チルチルミチル、二人の夢として扱って居るところ、現代のロシアらしくて又面白い。

真直かえり、眠った。眠い、眠い。この頃十二時にねむることないから眠い。夜ドミトロフカ(Дмитровка)〔街路の名、現在のプーシキン通り〕の角のストロー※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)ヤでたべ、かえりに大道商人から、リンゴ、オレンジを買って来た。リンゴ一つ二十五銭というのを二十銭にさせ、オレンジ三十銭というのを二十五哥にさせ、それがいいのだから、自分のように云われた価しか払わぬ人間には思いがけぬ。

一月十一日(水曜)暖

Y、朝起きず。自分一人でВОКСにゆき、部屋を見にゆく。新らしい家で、前に森があり、しっとりした家だ。家族、母、小さい娘。自分一人では言葉がよく通じないから、すべてのディテールは明日ということにして、コムナールで、キュリ、パン、イクラを買ってかえる。Y、不機嫌なり。ピリニャークが私にフザケ、私、それをYが怒ったとき Ничего〔たいしたことない〕と云ったと云って。根本的に見て、何でもないことは、何でもないにYするだけの度量なく、五月蠅云って、手をあげ、私の頭を打った。