Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
親も英男自身もすくわれて居る。
○可愛ゆいという心持、切なり。
○華子の死んだとき自分非常に心を打たれ悲しんだ。哀れで。何のために、何という存在であったかと。英男は可哀そうという心持納ってから可愛ゆし、実に可愛ゆし。彼の大きな、絣の単衣を着て黒メリンスのヘコ帯をしめた姿、又制服(東・高の)の姿、目に見えるようで、その姿目に浮ぶと、云う限りなく可愛ゆし。惜しい。(畜生!)何か、私の生涯の前途から一つ見えて居たものが落ちてしまった。この空虚を満たす対象を漠然とした next generation というところまで押しひろげてゆくのはまだ努力だ。
○彼が最後に書いて居たいろいろなもの、一応尤も、だが、何だか尤でない、青く、変なところあって、面白し。
○人生のどの位を彼は理解して死んだか?
○座布団に爆発の穴をあけた彼らしき生活の終りようだ。
○生きられずに死ぬというより、よりよき生への憧憬によって死んだという形。
○思想は実践だ。彼は少くとも彼の信念を実践した。嘘では生きなかった。これを買う。
○但、彼の思想には賛同しかねる。食うに困らぬ人間のゼイタクというところあり。