Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme

Aozora Bunko

――これは美味しいわね。

わきの小松原夫人、

――あら、あまくないのね、あまいのおありんならない?

酒匂さん、

――生憎なかったようよ。

進藤夫人向い側から

――お砂糖を入れるとのめてよ、結構、やってごらんなさい。

――○――

皮膚の美しさ。

Yこの頃肥り、体も重く成熟した感じで美しい。この間酒匂さん、油橋さん二人の細君と並んでかけて居るYを見たら、Yには一種の大きさと野生なところがあって、アップチーグナヤなのを感じた。この頃のYのたっぷりして、大きく重い感じ大変によい。彼女の浅ぐろい皮膚が魅力をまして来た。

ルーべンスは皮膚の美を鋭く捕えて居る。こまやかに脂肪をひそめて光芒を放つような乳白色の皮膚、又は、非常にうすくて、さわると冷たそうで、滑らかで、賢こげなやっぱり白い皮膚。

白いなら光芒を放つような乳白色、真珠色、或はつめたい透明さがよい。さもなければ、浅ぐろい皮膚、純粋で血行よい浅ぐろい皮膚の美しさは、白い皮膚の豊かさ、高貴さと違う色情的魅力が多分だ。何か柔軟にしてねばりづよき官能を感じさせる。

化粧の真髄がここにある。皮膚のエフェクトを最大にすること。