Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme

Aozora Bunko

三十日

三十一日

空はすんで高い。飛行機がとんで居る。面白い絵だ、明るい。

かえってから巴里帖をこしらえる。やっぱりこうすると面白いものだ。立派な手帖でない、やすものの、いろいろのケイコや何かにつかうのに帖ったら猶面白い。文句も書く。帖ってゆくうち、一枚しかキップなどないといやな心持がする。こんなにして思い出をこしらえるのは馬鹿らしいが、あとでパリ印象をかくとすると、これがなかなか役に立つのだ。いろんな、細々したけちなようなものが却っているのだ。

たどんが燃えるの心持わるい故、フロ場へ来てこれを書いてる。

ミモサの花を買った。

三十日 曇。

ミモサの花、なかなか香がつよい。机の上にのせておくと、ものを書いて居る間にでもつよく匂った。朝フランス語の下稽古。こうして家庭に居るとなかなか進む。そして先生に整理して貰うと「必要は発明の母なり」だ。ものになる。経済第二日。フジ。ユルスリヌ

三十一日 晴、やや曇。

久しぶりで Private Suhren をよみ出した。なかなか面白い。こういうものをよむと、いかにして複雑で Rushing な経験を整理するかを学ぶこと大だ。

いつもの雑誌やへ行ったら、こっちのロシア人が出して居る『絵入りロシア』