Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme

Aozora Bunko

――スカートが見える。

――今流行ですよ。

――おっことさなけりゃいいが。

これが猶太女で、髪の黒い黄色いリボンの襟飾をつけ水色のハラート〔ゆるやかな長い東洋風の上衣〕を着た女だ。

――こんな話がある。

自分がホーゼの話をした。すると、背の高い静かなリョーマチの患者が、

――まだ帝政時代にこんな話があった。

士官学校か何かで夜会があった。或娘が舞って居るうちに急におなかがいたくなった。いそいではばかりにかけつけたが、下着をちゃんとおろして居る間がなくぬらしてしまったが、いい布なので小さい白いかたまりになった――これを女は便所へおいて来た。

とも知らずあとへ入って来た一人の士官が不図自分の手巾が落ちたと思ってポケットへ入れてしまった。彼は舞踊の席へ戻る。

又遊びが始り、何かで、彼が相手の婦人に自分の手巾をぶっつけることになった。彼はポケットから手巾を出してなげつけた。が忽ち大騒動になった。

――貴君はどうして淑女にこの如きものをあえて投げられたのですか。

これは決闘の手袋より彼にとっては不幸なものだった――女のパンタルー――然も汚れた※(感嘆符二つ、1-8-75) 彼はピストルで自殺した。