Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme
ゴスイズダートが、どうして今の夫と結婚したか――今の夫をつかまえたかということについて話して居た。Yが入って来る、ゴスイズダートが
――さ、行こう
と云った。ファイエルマンが
――かまわないよ、彼女だって聞く
押っつけがましくしわがれた声で云った。これは自分も不快さを感じた。
――だって
三人はどかどか出て行った。がY怒った顔をして雑誌を見、口を利かぬ。自分、Yがここの女達と私が喋るのをきらいなのは知って居る。だが、三ヵ月同じ内に暮してどうして一寸入ってもいいかというのを拒絶出来るか。Yのきらいなのは自分にもわかる理由だ。
ここには本当の生活がない。みんなぐたりとした風で、口だけ達者に集ってベチャベチャして居るのはさっぱりせぬ感じ、これは知って居、自分もこのまないが、Yが入って来た時、何だかギルテーな感じがあった。これが自分は非常にいやだった。自分もだまって居る。
暫くして自分云った。
――何もそんな顔しないだっていいのに
――きらいだよ
――そりゃわかってる
――女中が来て話して居るんならいい心持だが、あんな女ども
――そりゃ、生活がなくて、ただボルターチ〔おしゃべりする〕して居るのはいい心持じゃないが、それ程不快そうにするには及ばない