Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.953 Zeichen · 124 Bildschirme

Aozora Bunko

五月十八日

五月十九日

五月二十日

五月十八日(水曜)

遊戯をする場合、相手が自分より下手だと詰らない、と云うことは斯うなのだ。

第一、自分の優越感を味うため弱いものをだしに使って居ると云う自覚が起る不愉快

第二、自分が手心をして、充分頭を苦しめられないこと、

第三、明かに分る相手の下手だと云うことを、知らない振をしなければならないこと、

此を感じない人はかえりの船の船長になるのだ。あのデッキゴルフのいやな感じ。

親子の縁、兄弟の縁、

五月十九日(木曜)

Aが体の工合の悪いことを知らせて来る。気の毒に思い、かえろうとして居た処なので、早速決心をし、二十一日にかえることにきめた。

五月二十日(金曜)

朝になって葉書が来、今週の金土日とは、他出の用があるから来週にして呉れたらと云って来た。一目見て自分はおし気もなく其葉書をさきすててしまった。

自分がかえることを楽しみ、明日こそと思って居る処へ来た其葉書は、やめにしては大変だと云う心持や、其を見て、其ならやめろと云われることのいやさから、一思いに破られてしまったのだ。不快な心持さえした。微妙な心持。

会田さんや、おばあさまの前に、Aの不快を誇張せざるを得ない自分を見出して、憫笑した。