Japanische Klassiker mit Furigana
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どうひょう
道標
宮本 百合子
Lesen Sie 道標 (どうひょう) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 846.457 Zeichen · 1672 Bildschirme
四
そのために、つや子のほかの、誰かうちのものが、多計代についてホテルにのこっていなければならなかった。つや子が十三の少女だということも、一行のプログラムを一層複雑にした。ヨーロッパの習慣で、つや子はまだ親たちの表だった社交の生活には加えられなかった。泰造と多計代、和一郎と小枝、素子と伸子と、それぞれの組にわかれて行動しようとするとき、一人ぼっちでのこされなければならない少女のつや子は、和一郎と小枝の組か、さもなければ素子と伸子の組か、どっちかにくっつかなければならなかった。二人一組の大人に、子供であって子供でない年のつや子が附属すれば、自然その組の行動は、その条件にしたがえさせられることを意味した。
和一郎と小枝、素子と伸子の二組は、かわりばんこにそういうふたとおりの条件に支配され、佐々のうちのものがパリについてから、和一郎たちにとっても、まる一日が自分たち若夫婦の自由につかえるという日がなかった。このことは、永年思いあっていた従兄妹同士の新婚旅行であるパリ滞在について、和一郎と小枝の深い不満になった。小枝は、だまって、困った顔でいるのだけれど、和一郎は、