Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.696 Zeichen · 310 Bildschirme
「いつぞや助けて頂いた、小永井浪江様は(『銭形平次捕物控(五)』「殺され半蔵」参照)私の幼友達でございます。外に頼るところもない身の上、どうぞ力になって下さいまし」
娘はそう言って、後ろに慎ましく控えたお静の方を、訴えるように見やるのでした。
「御武家方の紛紜に立入るのは筋違いですが、ともかく一応承りましょう」
平次がこう乗り出してくれるともう千人力です。娘はホッとした様子で、語り進めました。
牛込見附外の大場石見というのは安祥旗本の押しも押されもせぬ家柄ですが、房州の所領に、苛斂誅求の訴えがあったために、若年寄から東照宮の御墨付――大場家の家宝ともいうべき品――を召上げられ、長い間留め置かれましたが、領地の騒ぎも納まったので、一とまず下げ渡されることになったのはツイ昨日の事。大場石見さっそく罷り出て受取るべきはずのところ、所労のため果し兼ねて、越えて今日、用人相沢半之丞を代理として差出し、御墨付を文箱に納めて持ち帰らせましたが、間違いはその途中、牛込見附外の屋敷へ入ろうという一歩手前に待ち伏せしていたのでした。
相沢半之丞は典型的な用人ですが、剣槍両道にも秀でた立派な武士。