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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(七)平次女難

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.696 Zeichen · 310 Bildschirme

Aozora Bunko

人垣を分けて飛込んだ平次も、自分の予想と寸分違わぬ現場の様子に、物をも言わずに立ち竦みました。それは実に恐ろしい暗合です。

瓢箪塚は無慙に掘り荒らされて、中から取出した瓢箪は、一つ一つ合せた紐を切って割られ砕かれ、その瓢箪の殻と泥の中に、脳天を胡桃のように叩き割られた駒三郎は、紅に染んで倒れていたのです。

「親分、こいつは誰の仕業でしょう?」

露の家正吉は恐る恐る顔を出しました。

「恐ろしい力のある野郎だ」

平次はそう言って、駒三郎の脳天を叩き割った、泥と血潮だらけな鍬を指さしました。

「後ろへ忍び寄って、自分の使っている鍬で打たれるのを、知らずにいたでしょうか」

ガラッ八はさすがに急所に気が付きます。

「夜更けなら知らずにいるはずはない、たぶん仲間だろう」

「仲間?」

「だが、お気の毒なことに小判は瓢箪の中になかった」

「どうしてそんな事が判るんです、親分」

「割った瓢箪はたった五つだ、あと三十一は紐で縛ったままになっている、持上げるか振ってみるかして、みんな空っぽなんで諦めて行ったんだろう」

「人間一人を無駄に殺したわけで」

「駒三郎も殺されるような事をしていたんだろう、それにしてもイヤな事だな」