Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.696 Zeichen · 310 Bildschirme
七
それもお静さんに少しでも、疑いがあるならともかく、お静さんは、お袋と俺の側をちょっとも離れちゃいねえんだぞ」
「うるさいッ」
「金輪際ここを通すものか」
「役目の表でもか」
「…………」
「馬鹿野郎、ドジを通らねえと、手前のようになるとよ、ハッハッハッ」
清吉はこんな洒落を言いながら、八五郎の胸をドンと突きました。
「野郎、突きゃアがったな」
飛びかかろうとする八五郎。
「騒ぐな、八五郎、話は俺がつけてやる」
後ろからそっと肩に手を置いた者があります。
「何をッ」
振り返ると、八丁堀の旦那、吟味与力筆頭笹野新三郎が、微笑を含んで立っているのでした。
七
万七とガラッ八の争いの嵩ずるのを惧れて、お品がそっと人を走らせ、笹野新三郎に助けを求めたのでした。
調べはまた最初からやり直し、何から何まで念入りに繰り返しましたが、結局、お楽を殺す動機を持っている者は、お静とお町の二人だけ。落ちていた櫛は、二人のうち、どっちかの物と決っておりますが、お町は二た月前に紛失、お静は昨日落したというだけで、これも水掛論に終りそうです。
お静はとうとう喚出されて、お町と一緒に調べられることになりました。