Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.696 Zeichen · 310 Bildschirme
の第一回目から登場しているが、結婚したのはたしか三回目ぐらいのときだと思う。
辰野隆氏がもち前の皮肉をとばして、「作家というものはちっとも成長しないな。平次もお静も三十年としをとらないんだから……」とからかわれたが、これは割に有名な挿話である。
あれだけ数多く書いたが、全部を通じて私の捕物帳の特徴は侍の肩をもっていないということである。農民や町人に贔屓していることである。私は昔から士族というものが嫌いである。私の祖先は南部藩の百姓一揆に加わっているが、その血がやはり私にも流れているせいだろうか。四百二十幾篇を通じて、侍というものはトコトンまでやっつけている。また私は剣というものが嫌いで、うちにも、刃物らしい刃物は置いてない。ナイフでさえ、ろくに切れるものはないくらいである。だから私は剣戟というものを書いたことがない。チャンバラというものは私の捕物帳にはない。人を殺すというようなバカ気たことは大嫌いである。私は初めから侍は無駄めし食いだとハッキリいっている。
それからいわゆる通人、風流人といったものも私は嫌いである。私は厳格な一夫一婦主義だから、そうした通人というような人物はひどい目に遇わしている。