Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(七)平次女難

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.696 Zeichen · 310 Bildschirme

Aozora Bunko

これはガラッ八の方がよっぽど驚きます。人間は、自分の頸を絞めて死んでしまってから、池へ上半身を突っ込むなんて器用なことが出来るはずもありません。

「一応人手に掛って死んだように見えるが、外から入って殺した様子はなく、一番怪しい駒三郎は留守だったんだから、疑えば元助夫婦だけだ、――その元助夫婦が主人の死んだのも知らず、自分の罪を隠す何の細工もせず、朝までぐっすり寝ていたのは変じゃないか」

「なるほどね」

「疑いを駒三郎か元助に持って行くように出来ているが、俺はどうも、大変な細工があるんじゃないかと思う」

「…………」

ガラッ八は親分の考えを測りかねて、長い顎を天に冲させます。

「麻縄の新しいのは、水へ漬けるとギュッと縮むだろう、――瓢々斎が自分の頸を絞めて、いきなり池へ逆様に飛込んだとしたらどうなると思う」

「ヘエ――」

「麻縄はギューッと縮んで喉へ食い込むから、水ぶくれになった死骸は、人に絞め殺されて水に投り込まれたようになるだろうと思うが――」

「驚いたね、親分」

「その証拠は、池のあたりは柔かい土だが、踏み荒らした跡は一つもない」

「…………」

「明日は一つ池を渫ってみよう」