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Japanische Klassiker mit Furigana

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ゆうれいとう

幽霊塔

黒岩 涙香

Lesen Sie 幽霊塔 (ゆうれいとう) von 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 266.479 Zeichen · 532 Bildschirme

Aozora Bunko

のを見た者はないか聞き合わして見ねば成らぬ、トは云え余自ら此の家へ帰り、猶生死の程も分らぬ叔父の病気を見舞わぬ訳に行かぬから、先ず其の病室へ行き看護人に尋ねて見た所、叔父は日増しに快くなる許りであるが今は眠って居るゆえ、二時間程経ねば逢う訳に行くまいとの事だ、夫では停車場へ行って来ての上にしようと、先ず馬厩へ行き、日頃乗り慣れた一頭を引き出したが、三四日誰も乗らぬ為、余ほど奮んで、殆ど張り切って居ると云う様である、鞍置かせて乗るが否や、鞭も当てぬに一散に駆け出して少しの間に停車場へは着いた、茲で少し許り聞き合わせて見ると直ぐに分ったが、秀子は確かに今朝早くの汽車で此の停車場へ降り、居合わす馬車の御者が、乗る様に勧めたけれど、それに及ばぬと断って幽霊塔の方を指して歩み去ったとの事で、其の御者さえ猶だ茲に居合わせた、サア分らぬ、愈々着いて幽霊塔の方へ行ったとすれば、何う成っただろう、曾て浦原お浦が消滅した様に、消えて了ったのか知らん、或いは停車場と幽霊塔との間で何か用達しでも仕て居るのか、何さま合点行かぬ次第だから余は又馬のまま引き返して村の方へ来ると、少し先の方で歩んで居る