Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme
実に無量と云える。自分が――芸術に志す一人の女が、僅かの才能によってとにかく外国へ来てこれ等の本ものの芸術にふれられること実にありがたい。そのことを思いつめると、実にここに死すとも本懐といいたい位だ。
武者小路よくロダンやレムブラントのことについて書き、人類のよろこびと云った。ロダンは日本でも一部見られた。彼をつれて来てエルミタージとこのフレデリックだけでも見せたら何というであろう。このよろこびは謂わば全く人類のよろこびで、小さい自分など、そのよろこびのなかに溶け、レムブラントの大さまでエキスパンドするようだ。ありがたい。
自分も永生きをしよう。勉強しよう。そしてどの位の――何のよろこびにまで仕事をすることが出来るか。チョルト!〔畜生!〕
○風が強くなって来て雪を吹きとばす。窓硝子に雪がついて、戸外の樹立が大きくゆれるのが見える。北国の春。雄々しい美しい景色だ。
○安積の家冬寒い。第一北方側の戸を皆しめて置くからいけないので、あの北側が硝子で吹雪の中に山々が見えたらどんなによかろう。二重窓にしたら勿論硝子で大丈夫と思うが、――厚いガラスなら。
○今日は天気のせいもあり、よむものの関係もあって迚もだまって居られない。