Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 79.482 Zeichen · 160 Bildschirme

Aozora Bunko

○モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)を出てから群集(労働)の中に女の少いのが目立つ。

○午前九時三十五分―十時十分頃チェッコとオーストリアの境へ入った。ウィーンからつまり汽車で一時間十分位の距離で国が終るというわけだ。

○ここで茶とサンドウィッチを隣のアメリカ人に通訳して貰ってたべた。やがてボーイが器をとりに来る。Y、いきなり、青い帖面からのまる暗記で太い声を出し、

――ワス、コステッド、ダス?〔これ、おいくらですか〕などはないのだ。ボーイびっくりして

――ドライツェーン〔十三〕

それをY三十と感違いして

――トゥートイエル!〔高すぎる!〕

――トイエル?〔高い?〕

あとには帖面に

アッヘン、ジーベルリーゲル

とある。Y、その通り云うから可笑しく笑わずには居られぬ。Y、云い乍ら自分も笑う。ボーイも笑う。

ドライツェーンは13で高くも何ともない。おまけにレモンが一つついて居るのだから。

○松林

○畑の中に屋根をかけた hay 堆あり。

午前十一時二十分維納につく。

沿線市の外廓が案外に小ざっぱりとして居る点、ひどく注目を牽いた。コオペラティーブらしい新しい住宅幾つもあって、そこに赤い旗が垂れて居る。