Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 152.696 Zeichen · 310 Bildschirme
変死人を病死の体にした駒三郎と元助夫婦は、さんざんの小言を食った上、責任者の駒三郎は番所に引かれ、家の方は友達甲斐に露の家正吉が、元助夫婦を指図して、どうやらこうやら、仏様の恰好をつけておりました。
「大変だね、宗匠」
「あ、銭形の親分、――瓢々斎もとうとう死んでしまいましたよ」
正吉は平次の顔を見ると、いそいそ飛んで来て、訊かないことまでも説明してくれます。その言葉によると、今朝庭の池の中に、瓢々斎が上半身浸っているのを、下女のお滝が見付け、亭主の元助を呼んで一緒に引揚げると、頸には麻縄が固く結び付けてあり、縊り殺して池へ投り込んだことはたった一と目で判ったということです。
平次とガラッ八は、死体を見せて貰い、庭も一と廻りしましたが、さて何の変ったところもありません。
「元助を呼んで貰いたいが」
「ヘエ」
正吉は飛んで行って、人相のあまりよくない、無精髯の五十男をつれて来ました。
「お前は元助だネ」
「そうでがすよ」
元助は平次の前へヌッと突っ立ったまま、およそ無愛想な様子を見せます。
「いつからこの家に居るんだ」
「奉公してから二十六年になるがね」
平次もそう聞くと、ちょっと予想外でした。