Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十三)青い帯
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(十三)青い帯 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.244 Zeichen · 231 Bildschirme
もしも仏様が寛大でいつまでも放っておくなら、他ならぬこの大垣村右衛門が成敗してやる――って言っていたんだそうで」
「少し物騒だな」
「三番目は番頭の孫六、これも五十近いくせに、道楽がひどいから借金だらけ、帳面だってどう誤魔化しているかわかったものじゃありません」
「それっきりか」
「まだありますよ、――手代の千代松、――こいつは一番怪しい。不動堂の堂守――二日前に首を縊って死んだ海念坊の甥で、主人重三郎はいわば叔父の敵だ」
「フーム」
「こいつが名乗って、敵を討ったとしたら、どうなります? 親分、――叔父の敵はとりも直さず主人だ。敵討で褒められるか、主殺しで磔刑になるか。褒められたり、磔刑になったりじゃ、千代松だって面喰らう」
「とりも直さずと来たか、馬鹿だなア、――それからどうした」
「それっきりですよ。不動様を縛ったものか、千代松に褒美をやったものか。それとも――」
ガラッ八の話は相変らず調子が外れます。
「止さないか、馬鹿馬鹿しい。とにかく恐ろしく変った殺しだ。ちょっと覗いてみようか」
「有難え、親分が乗出しゃ千人力だ。千駄木の菊松なんかに指図がましい顔をされないだけでも助かる」