Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控(十三)青い帯

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控(十三)青い帯 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.244 Zeichen · 231 Bildschirme

Aozora Bunko

銭形平次捕物控

一

あいつを殺さなきゃ、私が殺されるか身上を奪られたに違いありません。親分、どうぞお見逃しを願います。そのお礼には」

「そんなことはお白洲で言えッ」

平次は耳にも入れようとしません。

*

治三郎を送ってから、ガラッ八はたまり兼ねて平次に絵解きをせがみました。

「あっしには少しも判らない。どうして治三郎は明後日は祝言という間柄のお由良を殺したんです」

「うっかりお由良の才智に引っ掛った治三郎は、中年者だけにいろいろ考えたのさ。第一、あんな起請文を商人が書くというのは無法だ。うっかり治三郎に落度があって破談になれば、伊勢屋の身上をお由良父子に巻き上げられるじゃないか」

「ヘエー」

「治三郎は怖くなったが、お由良と別れる手段も口実もない。そこで――お由良に言い寄った男が多いようだが、祝言してからそんな男に因縁をつけられては困る――と言い出した」

「…………」

「お由良はそれを聞くと、今まで念入りに愛嬌をふりまいていた男や、執念深く自分をつけ廻していた男のところへ、片っ端から押しかけて縁切り話を叩きつける代り、すぐ祝言してくれと治三郎に持ちかけたのさ」

「…………」