Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十三)青い帯
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(十三)青い帯 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.244 Zeichen · 231 Bildschirme
「主人が自分で丸窓を開けて下手人を入れたと判らなきゃあ――番頭さん、お前さんが一番怪しかったんだぜ」
「ヘエ――」
五
「窓の外に足跡くらいは残っているかも知れない。明日の朝でも明るいところでよく見るがいい。――あの寝つきの悪そうな、ピリピリしているお内儀さんの部屋の前を通って、廊下の方から曲者が来る気遣いはないから、窓から入る外に道はない。縁側の雨戸も、意地悪くガラガラ鳴るから、ここも忍ぶ者には鬼門だ。――四畳の方の窓には細いけれども格子が打ってある。その格子を外した様子もないから、曲者が入ったとすれば丸窓の外にはない」
平次はなんの躊躇もなく曲者が入った丸窓を指すのです。強大な自信です。
「ヘエ――」
「その丸窓は宵に一度締めている。娘が見ていたそうだから間違いはあるまい。――ところで番頭さん、今朝ここを開けたのは誰だい」
「お仲でございます。私は雨戸の方を開けました」
「そのとき確かに締っていたんだね」
「桟が渋くて、しばらくガチャガチャやっていたようですから間違いはございません。――なんでしたら、お仲を呼びましょうか」
「いや、それにも及ぶまいよ。――それより、そこに立っているお嬢さんに入って貰おうか。