Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十三)青い帯
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(十三)青い帯 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.244 Zeichen · 231 Bildschirme
「二人の調べが合いさえすればそれでいいのさ。それより明るいうちに、もういちど土蔵の中を見せて貰おうか」
平次はガラッ八一人をつれて、土蔵の中に入り込みました。幸い秋の西陽が入口から深々と射し込んで、昼前に八五郎が来た時よりはかえっていろいろの細かいところまでよく見えます。
現場は八五郎の報告通り、何の変化もありませんが、平次は一生懸命土蔵の中を探しているうち、とうとう長いのは一尺五寸ほどから短いのは五寸ほどまでの、頑丈な棒を五六本見付けました。たぶん土蔵の修繕でもした時、木屑が紛れて残ったのでしょう。握り太の棒や二寸角ほどのかなり頑丈な角材の切れ端ですが、その中で一番長い一尺五寸ほどの両端がひどい力でささくれて、一方の端に近いところには、大きな傷が付いている上、反対の端の方には三尺ほどの丈夫な真田紐が確かと結えてあったのです。
「八、懐中煙草入はこの蓋の下にあったと言ったな」
「ヘエ、――二人掛りで引っ張り出すのが精いっぱいでしたよ」
「そいつを一人ではめ込む工夫があるんだ。その煙草入を借りて来てくれ。それからついでに力のありそうな男を四人ばかりつれて来てくれ。