Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(十三)青い帯
野村 胡堂
Lesen Sie 銭形平次捕物控(十三)青い帯 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 114.244 Zeichen · 231 Bildschirme
「驚きましたよ。お嬢さんが蒲団から乗出し気味に、殺されているんですもの」
これは明けっ放しの調子で物を言う、二十七八の房州女です。
「殺されている――とすぐ判ったのか」
平次はさっそく突っ込みました。
「そりゃ、首に腰紐を巻いて、眼を見張ったまま蒼くなってるんですもの」
「障子は開いていたのか」
「え、いつもそんなことはないのが、障子が開いているんで、雨戸をくりながら見たんです」
「雨戸は?」
平次の問いの次第に重要性を帯びるのがガラッ八にはよく判ります。
「締っていました」
「桟か、心張りか。――それとも――?」
「桟はおりていました。でも」
「何か変ったことがあったのか」
「心張りが逆になって、さわれば落ちるようになっていました。ゆうべ私が締めた時は――」
「ゆうべ締めた時と違っていたのだな」
「…………」
お作はうなずきます。
その次に逢ったのはお吉の妹のお雪、これは丸ぽちゃの明るい娘で、殺された姉のお吉よりは、人によっては美しいと見るでしょう。
十七の懐ろ子で、何を訊いても一向に要領を得ず、継母のお国のことだけは、
「そりゃ善いお母さんです。真実の母でもあんなにはしてくれないでしょう」