Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしゅうこうけつじょう

神州纐纈城

国枝 史郎

Lisez 神州纐纈城 (しんしゅうこうけつじょう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 188 242 caractères · 380 écrans

Aozora Bunko

「ところがあなた、その反対なので」

「ふん、そいつら揃いも揃って皆んな馬鹿だったに違いない」

「お利口な方達でございました」

「利口なら成功した筈だ」

「ちとそのお利口過ぎましてな」

「過ぎたるは尚及ばざるが如しだ。やっぱりそいつら馬鹿だったのだ」

「ちとその勇気があり過ぎましたので」

「どんな塩梅に縮尻ったんだい?」

「一人のお方は船を盗みうまく湖上へ漕ぎ出しました。ところがそれから八日目に船だけ帰って参りました。吹き戻されたのでございますな」

「で、主はいなかったのか」

「いえいたことはいましたが、骨と皮ばかりに痩せこけた上、冷え切っていたのでございますよ」

「ふうん、どうして死んだんだろう?」

「餓死したのでございますかな」

「餓死とは少し変じゃないか」

「何んの変なことがございましょう。濛気から外へ出ることが出来ず、八日の間飲まず食わず胡乱ついていたのでございますもの」

「他の奴らはどうしたんだい?」

「似たり寄ったりの運命でしてな」

「では皆んな餓死か?」

「一人のお方は気死致しました」

二

「ナニ気死だって? 気死とは何んだ?」甚太郎はちょっと眼を顰めた。三白眼がやや曇り、眉の間へ皺が寄る。