Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はなもかたなも
花も刀も
山本 周五郎
Lisez 花も刀も (はなもかたなも) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 364 caractères · 178 écrans
と呼びかけ、片手で幹太郎の袂をつかんだ。
「よして、平手さん、ここで結構よ」と、お豊が云った、「寝られるだけでも有難いじゃないの、ねえさん済みません、もう行灯は要りませんわ」
「しかしこれでは、おれの寝るところがないよ」
「いいじゃないの、幸坊を挾んで寝ましょうよ。そのほうが温かくていいわ」
お豊は作り声で、
「ねえさんもう結構、済みませんでしたわね」と、お杉に云った。
お杉は黙って、いかにも邪慳に、廊下を去り、二階へあがっていった。部屋はまっ暗になった。
「寝ましょう、平手さん」お豊が彼の手を握った。
「済まなかった、こんなことをされようとは思わなかったんだ、堪忍してくれ」
「もうたくさん、そんなことわかってるわよ」とお豊は彼の手をひきよせ「ここへおはいんなさいよ」と云って、蒲団の端を捲った。
彼は「まあ待て」と云った、「いい話があるんだ」
「寝て話せばいいわ」
「おれは扶持にありついたんだ」と、幹太郎は云った、「今日はもと道場で友達だった、秋田平八という男に会ったのだが、仙台藩の品川屋敷で師範を捜している、扶持はごく少ないが、いまいる正師範がやめれば、五石くらいにはあがるらしい」