Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みやもとむさし
宮本武蔵(五)
吉川 英治
Lisez 宮本武蔵(五) (みやもとむさし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 508 883 caractères · 1017 écrans
だが武蔵は、
「おばば、痛いのか。……どこが痛い? ……わしがついているゆえ案じぬがよいぞ」
両の腕に、軽々と、彼女のからだを乗せ、自分の寝床の中へ運んで、その枕元に坐り、夜の明けるまで、看護していた。
夜が白みかけるとすぐ、お小僧が頼んでおいた弁当をつつんで持ってきてくれた。――しかし方丈からは、
「お急き立てするようですが、昨日、中堂からやかましくいい渡されておりますゆえ、今朝はすこしも早く御下山をねがいます」
という催促。
もとより武蔵もそのつもりなのである。すぐ旅装して立ちかけたが、さて困ったのは病人の老婆だった。
これを寺に計ると、寺でも、そんな者を残されて行っては迷惑といったような顔つきで、
「では、こうなされては如何です」
便宜をとってくれた。
大津の商人が荷をのせて来た牝牛がある。その商人は牝牛を寺にあずけたまま、丹波路へ用達にまわっているから、その牛の背を借りて、病人をのせ、大津へ下山されたがよかろう。そして牛は大津の渡船場なりあの辺の問屋場なりへ置いて行ってくれればいい――というのであった。
乳
一
四明ヶ岳の天井を峰づたいに歩いて、山中を経て滋賀に下りてゆけば、ちょうど三井寺のうしろへ出ることができる。