Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

Lisez 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 257 350 caractères · 507 écrans

Aozora Bunko

次弟松岡静雄

などと聞いて、すっかり本気にして楽しみにしてしまった。蛸は塩水にいることぐらい知っているはずと思って、からかったわけであったが、そうこうしているうちに、どうしたはずみか、それが嘘だと判った時の、静雄の不愉快な顔といったらなかった。彼が一生私のいうことをきかなかったのは、あのためだと思うくらい怒ってしまった。

その後、手賀沼の蛸釣りは有名な話になってしまった。「あなたはいたずらがすぎるからいけない」などと、家に来る者が子供の私をつかまえていったりしたこともあった。それ以来、何かというと、「また、手賀沼の蛸釣りだな」などと、みんなからからかわれたものである。

井上の兄が下谷に開業することになってから、母にしばらく来てほしいというので、下総から下谷に移ったが、その時、静雄、輝夫も母について御徒町にやって来た。静雄は間もなく兄の友人の京都の宮入家にあずけられて、ここで兵学校へ行く勉強をしていた。

次弟松岡静雄

静雄は、私がまだ大学にいる間に兵学校を出て士官となり、遠洋航海も済ませていた。そして日露戦争の時は、新参の大尉で千代田艦の航海長をしており、仁川沖の海戦に加わった。