Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

Lisez 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 257 350 caractères · 507 écrans

Aozora Bunko

シナ大陸旅行

蜑民の舟なのである。六十近い客扱いになれた快活な婆さんが、若い息子と二人でのっていた。言葉もよく通じないのに、その婆さんが私にいろいろなことを話してくれた。いわゆるシイ・ジプシイ(海の漂泊者)で、福州あたりが根拠地になっている。

子供が大きくなって一人前になると舟を造ってやる。すると子供は嫁を貰って、新しい舟で自分の世界にとび出してゆく。この婆さんにも三人の子供があったが、上の二人が独立したので、自分は古い舟に末っ子と二人で乗って仕事をしているわけである。必要上の末子相続で、その意味からでも蜑民の生活は非常に興味をひかれた。広東の周囲には、蜑民が舟で開いている大きな料理屋があったりして、すっかり客ずれがしていた。

シナ大陸旅行

やっと英国船に部屋があったので上海に向った。上海では河合良成君であったろう、視察に来ていた。大谷光瑞さんにもいろいろ世話になったし、早稲田にいたころ、たびたび私の家に来たことのある、日本語の非常に達者な戴天仇の案内で、孫文に会って話をしたこともあったが、その内容はよく憶えていない。

やがて長江通いの日清汽船で漢口へ溯った。船の中でまだ三十代のアメリカ宣教師と話し合うようになり、日本のことを根掘り葉掘り聞くので、こちらも英語の練習のつもりもあって一々答えていたが、終には面倒になる程で