Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lisez 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 257 350 caractères · 507 écrans
幼時の読書
またを明神様ともいい、村人は赤ん坊が生まれると、みなその氏神に詣でて小豆飯を供えていた。その余りを一箸ずつ、集まって来た子供たちのさし出す掌の上にのせるのがならわしであり、村の童たちの楽しみでもあった。前もって、その日を知って、童たちは神社へ集まってくるのであった。母親が「よろしくお願いしますよ」と、いいながら呉れる一箸の赤飯に、私は掌を出したことはなかった。親に叱られるからでもある。私は後年この氏神様を偲んで、こんな歌を作ったことがある。
うぶすなの森のやまもも高麗犬は懐しきかなもの言はねども
幼時の読書
私は子供のころ、よく寝小便をしたというくらいだったから、よほど虚弱であったのであろう。だから両親が我儘気儘に育てたらしく、そのため私はいつも弟たちをいじめる、近所の子供とは喧嘩をする、いたずらは激しい、というわけで、北条にいたころ、一時父の友人である三木という辻川の旧家に預けられたことがある。ちょうど竹馬の友である同家の拙二氏が神戸の中学校に行っている間なので、先方でも父君の承太郎氏が預かってやろうということになったが、何分にもいたずらが激しいので、同家の女中五人にまず排斥運動を受けるという仕儀になった。